遊びながら、原始反射の統合を促そう!

ハーラルド・ブロムベリ医師の初回来日時より、5年間にわたり学びを深めてきた日本人による初開催講座です。

勉学のためには、子ども達の心と体は、集中して学習するための準備を整えている事が理想的でしょう。乳幼児は、原始反射により体の動きを習得していきますが、就学前の幼児期には、健康的な発達を育む「遊び」が、とても重要な役割を担います。この講座では、ブロムベリ・リズミックムーブメントトレーニングで扱う原始反射の中から、就学前の準備のために特定の役割を担う反射を取り上げ、その反射の統合を助ける「遊び」を紹介します。

初日—安心感と安定性のために:モロー反射、ガラント反射、バビンスキー反射
2日目—バランス感覚と学習の準備のために:緊張性迷路反射(TLR)、非対称性緊 張性頚反射(ATNR)、把握反射

各反射の説明、観察・チェック方法、反射残存の兆候がある場合の困難さを学び、楽しく「遊び」ましょう。

*この講座は「就学前児童のためのリズミックムーブメントトレーニング」を基にして、日本の子ども達のためにBRMT 入門講座として新たにつくられました。講師は日本人コンサルタント・インストラクターです。講座には、BRMT 創始者のハーラルド・ブロムベリ医師が同席します。

*講師: たむらゆうこ、今道久惠、天田武志、山越さおり、小寺正起、浅井秀樹(私も参加しています^^)

日時:2016年3月26~27日

お申し込み・詳細は⇒BRMTサイトへ(募集は終了しました)

BRMTとは?

BLOMBERG RYTHMIC MOVEMENT TRAINING (ブロムベリ・リズミック・ムーブメント・トレーニング)の略語です。

ブロムベリは、スウエーデンの医師、ハーラルド・ブロムベリ博士の名前で、リズミック・ムーブメント・トレーニングとは、成長に必要な原始反射や脳の統合を促す方法論やエクササイズを意味しています。

私たちは大人になり、普段何も問題なく、いろいろなことを感じたり、考えたり、身体を動かして生活していますが、その成長のプロセスは、誕生する前のすでに胎内にいる時から始まっています。そして誕生してからも、様々な反射によって成長の過程がサポートされているのです。それらの反射を主に<原始反射>と呼んでいます。

<原始反射>の種類は様々で、それこそ出産時に発現して私たちが産道を通るのを助けてくれたり、また赤ちゃんの成長の過程で、ハイハイすることや、寝返りを打つこと、立ち上がって歩くことを促進してくれるものもあります。このように様々な<原始反射>が成長の過程で発現し、発達し消失していきます。消失といっても、実際は消えるのではなく、より上位のレベルの反射に統合されて行き、それらの統合がすべて終わると、身体的には自由に歩行したり動けるようになり、脳も成熟して思考能力や感情も育まれるのです。端的に言えば、私たちの身体や脳の土台を構築してくれている、と言ってもよいのでしょう。

その<原始反射>の統合の為には、脳の神経ネットワークの成長が不可欠であり、またそのネットワークの成長の為には、赤ちゃんや子供が自然な状態で行うようなある種のリズミカルな<動き>などが不可欠なのです。またそのような動きがあってこそ、原始反射も統合されて行くので、すべては相関関係にあると言えます。それらの成長や統合をサポートする様々なエクササイズを、ここでは<リズミック・ムーブ・トレーニング>と呼んでいます。

近年問題になっているADDやADHDなどの子供の発達の問題も、この原始反射が深く関わっていると言われています。通常これらは成長過程において、様々な遊びを通した<動き>によっても統合されていきます。なぜなら遊びとは本来、原始反射の統合や脳の発育に必要な動きを促す役割を含んでいるからです。しかし、昨今、環境などの様々な理由から、必要な<動き>があまりなされていないのが現状で、そのような子供の成長の為にも、このBRMTは効果を発揮します。

また、大人になる過程で原始反射は統合してなくなっていくものですが、大人になっても残存している場合が多々あり、そのことがある種の感情パターンを生み出したり、心理的に行動が制限されたり、身体のバランスの悪さなどにも影響を与えたりしています。またストレスなどによっても、反射の発現する場合が多々あります。

つまり、子供だけでなく、大人においても、BRMTのによる働きかけは、とても効果を発揮するのです。